カール・インマーマン

カール・インマーマン

カール・インマーマン(Karl Leberecht Immermann、1796年4月24日 - 1840年8月25日)は、ドイツの文学者・劇作家。

生涯

1796年、マクデブルクでプロイセン高官の子息として生まれた。ナポレオン戦争の最中である1813年よりハレで学び、ドイツ・ナショナリズムに目覚めていった。1815年のワーテルローの戦いなどに従軍し、パリ占領にも加わっている。ウィーン体制下ではミュンスター、マクデブルクで官職についたのち、1827年よりデュッセルドルフで司法官をつとめ、そのかたわらで作家活動を続けていた。

1836年の作品『エピゴーネン』では、富裕市民であるヘルマンの生涯を扱いながら、当時のドイツにおける知識人・学生・特権階級などの姿を描き出している。1838年から1839年にかけて執筆した『ミュンヒハウゼン』でも、やはり当時の社会における各集団を、辛辣なユーモアを通じて描写している。この頃、詩人のフェルディナント・フライリヒラートと知り合っている。

1840年、デュッセルドルフで病死。ゴルツハイム墓地に埋葬された。デュッセルドルフ市では、彼の名にちなんだ「インマーマン文学賞」を設けている。

参考文献

  • 手塚富雄神品芳夫『増補 ドイツ文学案内』岩波書店 1993 (= 岩波文庫別冊3) (ISBN 4-00-350003-2) 、205頁。
  • 岡田朝雄・リンケ珠子『ドイツ文学案内 増補改訂版』朝日出版社 2000 (ISBN 4-255-00040-9)、161-162頁。
  • Fritz Martini: Deutsche Literaturgeschichte. Stuttgart: Kröner 14.Aufl. 1965, S.397-399.


典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • FAST
  • ISNI
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • ノルウェー
  • スペイン
  • フランス
  • BnF data
  • ドイツ
  • イタリア
  • イスラエル
  • ベルギー
  • アメリカ
  • スウェーデン
  • ラトビア
  • 日本
  • チェコ
  • オーストラリア
  • ギリシャ
  • クロアチア
  • オランダ
  • ポーランド
  • バチカン
学術データベース
  • CiNii Books
  • CiNii Research
芸術家
  • MusicBrainz
人物
  • ドイッチェ・ビオグラフィー
  • Trove(オーストラリア)
    • 1
その他
  • RISM
  • SNAC
  • IdRef
  • 表示
  • 編集