ギャルサー

曖昧さ回避 この項目では、ギャルが作っているサークルについて説明しています。テレビ番組については「ギャルサー (テレビドラマ)」をご覧ください。

ギャルサーとは、ギャルたちが作っているサークルギャルのサークル)を短く省略した略語である。ギャルサーの中には、規律の厳しいサークルもある。例:後輩に対しても敬語を使う、サークル加入時に面接試験を実施する等[1]

通称はギャルサーとなっているが、その中には男女混合のサークルも実在する。2004年には警察による暴走族の取り締まり強化が行われていたため、それによって行き場を失った元暴走族の男子がギャルサーに流れた。[2]

ギャルサーには、たまり場に集まって会話を楽しむ和み系、クラブでパラパラやトランスを踊ることを活動の中心とする踊り系、イベントの企画・運営を行うイベント系の3種類がある[3]。特に、内部規律の厳しい『踊り系サークル』では、資金作りのノルマを達成するために援助交際が行われることもある[4]

ギャルサーに所属している人のことを「サー人」という。

ギャルサーの運営にはインターネット上のサービスが使われることがある。ギャルサーのホームページは、魔法のiらんどなどのケータイ小説サイト上に作成されることが多く[5]、構成員の勧誘にソーシャル・ネットワーキング・サービスmixiが用いられることがある[6]

歴史

2000年代初頭からギャル同士が組んだ会合が徐々に発展し、正式なサークル活動と化していた。当初はギャル系雑誌(Popteenなど)で紹介された。[4]

2006年には、ギャルサーをベースとしたテレビドラマ「ギャルサー」も放送された。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “ギャルサー”. 日本語俗語辞書. 2007年5月26日閲覧。
  2. ^ 『子どものケータイ-危険な解放区』118-119頁。
  3. ^ 『子どものケータイ-危険な解放区』117-118頁。
  4. ^ a b 『子どものケータイ-危険な解放区』117頁。
  5. ^ 『子どものケータイ-危険な解放区』119頁。
  6. ^ 「渋谷から「ギャル」が消えた? 裏にある人気「SNS」の存在」 J-CASTトレンド (2009年7月24日)

参考文献

  • 下田博次 『子どものケータイ-危険な解放区』 集英社、2010年。ISBN 978-4087205510。

関連項目

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