ゲオポニカ

ゲオポニカ(ギリシャ語:Γεωπονικά、Geoponica)は、10世紀コンスタンティノープルでビザンティン皇帝コンスタンティヌス7世ポルフィロジトゥスのために編纂された20冊の農業伝承書である[1]

解説

ギリシャ語でGeoponicaとは「農耕」を意味し、その意味は広い。現存するビザンチンの農作物としては唯一のものである。

マケドニア・ルネッサンスの時代、皇帝コンスタンティヌス7世は、古代の著作を編集・抜粋したコンペンディアをいくつか作成したが、『ゲオポニカ』はその一つである。10世紀から16世紀にかけての約50冊の写本が現存する。この『ゲオポニカ』には、ヴィンドニウス・アナトリウスの著作をもとに編纂されたカシアヌス・バッソスの著作が収録されている。

脚注

  1. ^ 達也, 森安 (1969). “『ゲオポニカ』の編纂をめぐって”. 西洋古典学研究 17: 82–87. doi:10.20578/jclst.17.0_82. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jclst/17/0/17_KJ00005744170/_article/-char/ja/. 

外部リンク

  • PDF: "Kêpopoiïa: Garden-Making and Garden Culture in the Greek Geoponica," in Byzantine Garden Culture, ed. A. Littlewood et al. (Washington, 2002), 159-175[リンク切れ]
  • Discussion of the Geoponica by John N. Lupia, III, from the LT-ANTIQ listserve, with bibliography Archived 2005-03-13 at the Wayback Machine.
  • Translation by Thomas Owen (1805-06)
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