ベルトーネ・ピラーナ

ベルトーネ・ピラーナ
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ベルトーネ・ピラーナ
概要
デザイン マルチェロ・ガンディーニ
パワートレイン
エンジン 4.2L XK 直列6気筒
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ベルトーネ・ピラーナ (Bertone Pirana /ジャガー・ピラーナとも呼ばれる)は、ベルトーネによって製造されたコンセプトカーである。

ピラーナは1967年にアールズ・コートで開催されたロンドンモーターショーに出展するために制作された。

概要

1967年、イギリスの日刊紙である「デイリー・テレグラフ」は同紙オリジナルのコンセプトカーの開発を計画し、スタイリングをイタリアカロッツェリアであるベルトーネに依頼した。ウィリアム・ライオンズは事前にこのプロジェクトについて連絡を受けており、シャーシとエンジンはジャガーのものが使用されることとなった。[1][2][3] ピラーナにはEタイプ2 + 2のシャーシとパワートレインが使用され、スチールモノコックボディに最新のエアコンカーラジオカセットテープのプレイヤーなどを搭載していた。[4]車体後部に取り付けられたバッジには「Piranha」と書かれているが、車名はピラーナ(Pirana)と名付けられた。[5]ピラーナの初期登録番号は「TGF 1F」だった。 ピラーナは1967年にアールズ・コートで開催されたロンドンモーターショーに出展され、その後、ニューヨークモーターショーモントリオールのブリティッシュモーターショーにも展示された。 ピラーナのデザインは、同じくガンディーニデザインのマルツァルエスパーダに影響を与えた。[6]

RMサザビーズによると、ピラーナは発表から1年後に「デイリー・テレグラフ」紙によって売却された。落札価格は公開されていないが、落札者のアメリカ人は、2011年まで所有しながら、オートマチックトランスミッションへの変更やリアシートの追加など、いくつかの改造を施した。その後再び転売され、新しい所有者によってレストアがなされ、現在は1967年当時の姿へと復元されている。 2019年のRMサザビーズ・モントレー・オークションに出品されたピラーナは、32万4000ドルで落札されている。[7]

参照

[脚注の使い方]
  1. ^ https://silodrome.com/jaguar-pirana-bertone/
  2. ^ https://www.hemmings.com/stories/2019/08/02/bertone-jaguar-pirana-comes-out-of-the-shadows
  3. ^ https://luxuryes.com/2019/06/1967-jaguar-pirana-by-bertone/
  4. ^ https://www.esquire.com/jp/mensclub/a33006350/the-jaguar-pirana-is-a-concept-that-turned-into-a-lamborghini/
  5. ^ https://rmsothebys.com/en/auctions/mo19/monterey/lots/r0022-1967-jaguar-pirana-by-bertone/776465
  6. ^ https://rmsothebys.com/en/auctions/mo19/monterey/lots/r0022-1967-jaguar-pirana-by-bertone/776465
  7. ^ https://www.esquire.com/jp/mensclub/a33006350/the-jaguar-pirana-is-a-concept-that-turned-into-a-lamborghini/

関連項目

外部リンク

  • Bertone Pirana at uniquecarsandparts.com.au
  • Brochures at uniquecarsandparts.com.au
  • XKEData entry for the Pirana
  • Current owner website