囗部

曖昧さ回避 「くちぶ」と読む「口部」とは異なります。
この項目には、JIS X 0212-1990、JIS X 0213:2004 で規定されている文字、簡体字ハングルが含まれています(詳細)
康熙字典 214 部首
口部 囗部 土部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

囗部(いぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では31番目に置かれる(3画の2番目)。

概要

「囗」字は一回りする様子に象り、「周囲を囲む」ことを意味する。

偏旁では囲うこと・囲まれた領域・円形などに関わることを示す。

囗部は「囗」を構成要素とする漢字と「囗」の形を筆画として持つ漢字を収める。

囗部に所属する漢字は、主に字全体の外枠として「囗」を持つが、中にはそうでない漢字も少数ある(囟・囱・圅・𠁤・𡈤・𡈺など)。

部首の通称

  • 日本:くにがまえ(「国」字のであることから)
  • 中国:大口框・国字框・圍(囲)
  • 韓国:큰입구몸부(keun ip gu mom bu、大きなの部)
  • 英米:Radical enclosure

部首字

篆書

例字

  • ・囚・
  • (漢数字のゼロ、または星の則天文字大漢和辞典の補巻では星の則天文字として囗部に収めており、現代中国の辞典でも囗部の場合が多いが、中には一・丨・丶・丿以外の筆画ということで乙部(乛部)に収める辞典もある)