大部由美

大部 由美
名前
カタカナ オオベ ユミ
ラテン文字 OBE Yumi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1975-02-15) 1975年2月15日(49歳)
出身地 日本の旗 日本鳥取県境港市
身長 167cm[1]
体重 62kg[1]
選手情報
ポジション DF
ユース
日本の旗 渡SS
日本の旗 米子コスモス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1991-1998 日本の旗 日興證券ドリームレディース 136 (17)
1999 日本の旗 OKI FC Winds 13 (2)
2000-2003 日本の旗 YKK東北フラッパーズ 59 (2)
2004 日本の旗 YKK AP東北フラッパーズ 14 (0)
2005-2006 日本の旗 TECPOマリーゼ 35 (0)
代表歴2
1991-2004 日本の旗 日本 85 (6)
監督歴
2006.11-2006.12 日本の旗 TECPOマリーゼ
1. 国内リーグ戦に限る。2008年1月14日現在。
2. 2008年1月14日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

大部 由美(おおべ ゆみ、1975年2月15日 - )は、日本の元女子サッカー選手で現在はサッカー指導者。身長167cm。現役時代のポジションはディフェンダー。

来歴

鳥取県境港市出身。境港市立渡小学校境港市立第三中学校八千代松陰高等学校卒業。

幼少期〜学生時代

小学生時代に姉の影響で[2]渡スポーツ少年団で競技を始める。中学時代にはクラブチームの米子コスモスでプレー。

社会人チームに入団後

中学卒業後、日本女子サッカーリーグ(JLSL→L・リーグ)に参入した日興證券女子サッカー部ドリームレディースへ入団し、ヤングプレーヤー賞(新人賞)を獲得した。

日興證券廃部に伴い埼玉県にうつり、沖電気女子サッカー部であるOKI FC Windsに入団したが1999年度シーズン終了後に廃部となり退団。翌2000年、宮城県三本木町(現大崎市)所在のYKK東北女子サッカー部フラッパーズに移籍した。

サッカー日本女子代表では3バックのディフェンスラインにおけるセンターバックをつとめ、また主将としてチームをまとめた。2004年アテネオリンピックのアジア地区予選から、代表チームはディフェンダーを4人(4バック)に変更したため試合に出る機会を失っていった。

2005年YKK AP東北女子サッカー部フラッパーズ東京電力に移管され、所属チーム名が東京電力女子サッカー部マリーゼに変更されたのにともない、YKK東北を退職して東京電力に入社した。2006年にチームはディビジョン1最下位となり、同年11月17日木村孝洋が監督を辞任したため、12月に行われた第28回全日本女子サッカー選手権大会選手兼任監督となった。大会終了後、同サッカー部退団および現役引退が発表された。

引退後

引退後、郷里である境港市に戻り、渡児童クラブで指導員となった。また、2007年4月から2008年3月まではJFAアンバサダーとして普及活動に当たり、2008年7月には15歳以下の女子選手を集めた「なでしこチャレンジプロジェクト」のコーチとして、日本代表でのチームメートだった高倉麻子監督と共に参加した。また、JFA女子担当ナショナルトレセンコーチに就任し、主として中国地方の選手の指導を担当することとなった[3]

2012年より、ガイナーレ鳥取U-15のコーチを務める[4]

日本代表

アジアの大会ではタイ王国バンコクにて開催された第13回および大韓民国釜山広域市で開催された第14回アジア競技大会に出場した他、AFC女子選手権にも出場した。日本代表に招集された2004年までの間に通算85試合に出場して6得点を挙げた。1995年 FIFA女子ワールドカップ スウェーデン大会では、1次リーグ グループA 第2試合の対ブラジル戦において、日本の女子W杯史上初得点となるFW野田朱美の同点ゴールをアシストした[5]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
1991 日興證券ドリームレディース 4 JLSL 18 4 -
1992 5 18 1 -
1993 18 0 -
1994 L・リーグ 10 1 -
1995 18 6 -
1996 18 0
1997 18 2
1998 18 3
1999 OKI FC Winds 3 13 2
2000 YKK東北フラッパーズ 12 0 -
2001 14 1 -
2002 11 1 -
2003 22 0 -
2004 YKK AP東北フラッパーズ L・リーグ1部(L1) 14 0 -
2005 TEPCOマリーゼ 21 0 -
2006 なでしこ Div.1 14 0 -
通算 日本 1部 257 21
総通算 257 21

タイトル

クラブ

個人

  • 日本女子サッカーリーグ ベストイレブン: 7回 (1995, 1996, 1997, 1998, 2000, 2001, 2003)
  • 日本女子サッカーリーグ ヤングプレーヤー賞 (1991)

代表歴

試合数


日本代表国際Aマッチ
出場得点
1991 1 0
1993 2 0
1995 10 1
1996 10 1
1997 4 0
1998 5 0
1999 6 2
2000 6 1
2001 12 1
2002 10 0
2003 15 0
2004 4 0
通算 85 6
  • 出典: なでしこジャパン(日本女子代表)試合別出場記録[6]
  • 出典: なでしこジャパン(日本女子代表)選手個人記録(出場試合数ランキング)[7]

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1 1995年9月25日 マレーシアの旗 コタ・キナバル インドの旗 インド ○ 6-0 1995 AFC女子選手権
2 1996年5月26日 日本の旗 東京都 デンマークの旗 デンマーク △ 1-1 1996年アトランタオリンピック壮行試合
3 1999年11月10日 フィリピンの旗 イロイロ ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン ○ 5-1 1999 AFC女子選手権
4 1999年11月12日 フィリピンの旗 バロタク ネパールの旗 ネパール ○ 14-0
5 2000年6月8日 オーストラリアの旗 ニューキャッスル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ● 1-4 パンパシフィックカップ
6 2001年12月4日 チャイニーズタイペイの旗 台北 シンガポールの旗 シンガポール ○ 14-0 2001 AFC女子選手権

指導者経歴

  • 2006年11月 - 12月 TEPCOマリーゼ監督(選手兼任)
  • 2012年 - JFAナショナルトレセン: コーチ(女子担当)中国
  • 2012年 - ガイナーレ鳥取U-15: コーチ
  • 2013年 - 2014年 U-16/U-17日本女子代表: コーチ
  • 2016年 - 日本女子代表: コーチ

監督成績

年度 所属 クラブ リーグ戦 カップ戦
順位 試合 勝点 リーグ杯 皇后杯
2006 なでしこリーグ1 TEPCOマリーゼ - - - - - - - ベスト8
  • 2006年は就任以降(リーグ終了後)の成績

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 日本サッカー協会
  2. ^ アトランタ大会出場日本選手・サッカー(女子)大部由美 JOC公式サイト 2010.6.5 06:56 (UTC) 閲覧
  3. ^ ナショナルトレセンコーチ リレーインタビュー 中国~ JFA公式サイト 2009.7.2付記事
  4. ^ 【特別インタビュー】大部由美U-15コーチ 「これまでの経験を生かして、地元に良い影響を与えたい」 ぐるっと中国DX 2013.7.14付記事
  5. ^ 日本放送協会『女子 1995年 1次リーグ ブラジル-日本 - FIFAワールドカップ 伝説の試合ノーカット』。https://www.nhk.jp/p/fifanocut/ts/L3R8G119QZ/episode/te/9QJL1ZMQ55/2024年5月9日閲覧 
  6. ^ “なでしこジャパン(日本女子代表)試合別出場記録”. 日本サッカー協会 (2008年7月29日). 2021年6月12日閲覧。
  7. ^ “なでしこジャパン(日本女子代表)選手個人記録(出場試合数ランキング)”. 日本サッカー協会 (2008年7月29日). 2021年6月12日閲覧。

外部リンク

TEPCOマリーゼ歴代監督
 
日本女子代表 - 出場大会
日本女子代表 - 1991 FIFA女子ワールドカップ
日本の旗
日本女子代表 - 1993 AFC女子選手権 3位
日本の旗
日本女子代表 - 1995 AFC女子選手権 準優勝
日本の旗
日本女子代表 - 1996 アトランタ五輪 サッカー競技
日本の旗
日本女子代表 - 1997 AFC女子選手権 3位
日本の旗
日本女子代表 - 1998年アジア競技大会 サッカー競技
日本の旗
日本女子代表 - 1999 AFC女子選手権 4位
日本の旗
日本女子代表 - 2001 AFC女子選手権 準優勝
日本の旗
日本女子代表 - 2002年アジア競技大会 サッカー競技
日本の旗
日本女子代表 - 2003 AFC女子選手権 4位
日本の旗
日本女子代表 - 2003 FIFA女子ワールドカップ
日本の旗
日本女子代表 - 2004 アテネ五輪 サッカー競技
日本の旗
1部
1980年代

89-90: 永野伴美 / 大竹奈美 / 山木里恵 / 泉美幸

1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • 20: 水野蕗奈
  • 21: 山田仁衣奈
  • 22: 倉富祐歌
  • 23: 田子夏海
2部
2010年代
2020年代
  • 20: 中田有紀
  • 21: 佐藤亜実
  • 22: 板村真央
  • 23: 坂田美優
3部
2010年代
  • 15: 髙橋美夕紀
  • 16: 三堀静佳
  • 17: 中原さやか
  • 18: 大家梨緒
  • 19: 加藤もも
2020年代
  • 20: 内村心優
MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞
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