新国訳大蔵経

新国訳大蔵経(しんこくやくだいぞうきょう)とは、大蔵出版が出版している大乗仏教の漢訳大蔵経を日本語訳した大蔵経一切経)の1つ。

大正新脩大蔵経を底本とし[1]、その中から主要な仏典を選んで編纂・日本語訳している。

構成

インド撰述部が1993年から刊行され、現在50巻となっている[2]。2011年からは中国撰述部の刊行も開始され、12巻が出版されている(2015年3月現在)。

  • インド撰述部 --- 既刊50巻51冊
    • 阿含部(1-5) --- 5巻
    • 本縁部(1-2, 4-5) --- 4巻
    • 般若部(-)
    • 法華部(1-2) --- 2巻
    • 華厳部(4) --- 1巻
    • 涅槃部(1-5) --- 5巻
    • 浄土部(3) --- 1巻
    • 如来蔵・唯識部(1) --- 1巻
    • 文殊経典部(1-2) --- 2巻
    • 禅定経典部(2) --- 1巻
    • 諸経部(1-2) --- 2巻
    • 密教部(1-4, 6-7) --- 6巻
    • 律部(7,10) --- 2巻
    • 釈経論部(11上下-19) --- 9巻(10冊)
    • 毘曇部(1-2, 6-7) --- 4巻
    • 瑜伽・唯識部(11-12) --- 2巻
    • 論集部(1-2, 5) --- 3巻
  • 中国撰述部 --- 既刊12巻
    • 経疏部〈般若・維摩系〉(1-2) --- 2巻
    • 三論宗部(1-2) --- 2巻
    • 法華・天台部(1-3) --- 3巻
    • 華厳宗部(1) --- 1巻
    • 禅宗部(1) --- 1巻
    • 浄土教部(1) --- 1巻
    • 史伝部(1-2) --- 2巻

脚注・出典

  1. ^ 新国訳大蔵経 中国撰述部 説明 - 大蔵出版
  2. ^ 新国訳大蔵経 インド撰述部 - 大蔵出版

関連項目

パーリ語仏典
(前4世紀 - 前1世紀)
律蔵
経蔵 長部〜増支部(阿含経)

サーマンニャパラ経(沙門果経), マハーパリニッバーナ経(大般涅槃経)など

経蔵 小部
論蔵

各種の論

大衆部(前3世紀)
説一切有部(前2世紀)

十誦律 · 中阿含経 · 雑阿含経 · 六足論 · 発智論(前1世紀)・婆沙論(2世紀)・倶舎論(4世紀)・順正理論(5世紀) (根本説一切有部 根本説一切有部律

化地部
法蔵部
経量部(3世紀)

成実論(4世紀)

分別説部南伝仏教

清浄道論(5世紀)・アビダンマッタサンガハ(11世紀)

大乗仏教・初期

般若経[>理趣経](前1世紀-1世紀)[>般若心経]

維摩経(1世紀)

法華経[>観音経](1世紀) --- 「法華三部経

華厳経[>十地経](2世紀)

馬鳴

ブッダチャリタ(2世紀)

龍樹中観派
大乗仏教・中期

如来蔵経(3世紀)

勝鬘経(3世紀)

金光明経(4世紀)

仁王経(4世紀)

楞伽経(4世紀)

解深密経(4世紀)

大乗阿毘達磨経(4世紀)

唯識派瑜伽行派

地蔵菩薩本願経(5世紀)

密教(金剛乗)
(大乗仏教・後期)
無上瑜伽タントラ(8世紀 - 11世紀)
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