産近甲龍

産近甲龍(さんきんこうりゅう)とは、近畿地方の4つの準難関私立大学[1][2][3][4][5][6]を示す通称である。

概要

具体的には以下の4大学を指し、名称は各校名の頭文字の組み合わせによる。括弧内は学部の置かれているキャンパスの位置している都道府県と市町村を表す。

由来

1980年代後半頃、関西を拠点に置く、いくつかの予備校において、「龍甲産近」というグループ付けで、生徒を募集する事例が既にあった。その由来としては、旺文社螢雪時代で使われ始めたという説がある。

近年

兵庫の甲南大学の代わりに京都の佛教大学を加えた「産近佛龍」も京都や滋賀などの進学塾でしばしば使われている。2019年大学通信常務の安田賢治が「これまで中堅私大グループとして『産近甲龍』(京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大)と呼ばれてきたが、最近は京都を中心に『産近佛龍』として人気を集めています」と語り[7]、また近大は「全体的に女子が増えていることが、大学のレベルアップ、イメージ向上につながっている」とし「『関関近立』はありえるでしょう」とも語っている[8]

その他

これらの4大学は近年難化[9]が続いてきた有名大学である。

この大学群は近畿地方では関関同立[10]に次ぐグループである。

脚注

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  1. ^ “激動期の大学受験 どう乗り切る? 駿台教育研究所・石原賢一部長”. (2018年12月31日). https://mainichi.jp/articles/20181225/org/00m/100/024000c 
  2. ^ 【ReseMom.】点数アップと志望校合格にこだわる個別指導学院「フリーステップ」2020年2月26日
  3. ^ 【美学生図鑑】甲南大学の美男美女2020年9月8日閲覧
  4. ^ 【zakzak】「産近甲龍」の実合格者数ランク 前年を42人上回り244人、首位キープの桃山学院2023年7月21日
  5. ^ 【東洋経済ONLINE】「一般入試の志願者が多い大学」ランキングTOP502023年5月23日
  6. ^ 【週刊エコノミストOnline】2024年大学入試:今からでも出願できる247私立大 難関や準難関で志願増でも後期入試はこれだけある!2024年2月8日
  7. ^ “はばたけ、学術的“歴史オタク” 佛教大学歴史学科の魅力〈週刊朝日〉”. AERA dot. (2019年4月21日). 2019年6月10日閲覧。
  8. ^ 吉崎洋夫,緒方麦 (2019年10月15日). “近大が躍進、「関関近立」も? 激変する大学格付けに見る“西の波”〈週刊朝日〉”. AERA dot. (アエラドット). 2023年6月24日閲覧。
  9. ^ 毎日新聞 2018年12月31日
  10. ^ 週刊朝日2019年11月23日

参考文献

  • 蛍雪時代(旺文社)各号
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