田原の滝

田原の滝(たはらのたき)は、山梨県都留市田原四丁目にあるで、桂川と呼ばれる相模川の上流にかかる数段の滝である。国道139号の桂川を渡る橋のすぐ上流にある、同市の上谷地区と東桂地区を結ぶ吊り橋(佐伯橋)からよく見ることができる。

歴史

1898年に高さ約20メートルの下段の滝が失われ一段の滝となってしまったが、1958年に高さ10メートルの砂防堰堤が建設され、続いて2009年には滝周辺の柱状節理を擬岩工法で復元し、元の姿を写す観光地となっている[1]

文化

松尾芭蕉がかつての谷村の地に滞在した時に、

勢ひあり 氷消えては 瀧津魚

と詠んで、春先の富士山の雪どけで増水した桂川に、踊る魚とともに春の訪れを喜んだ心情をこの句に詠み込んだと言われる景勝地である[2]。上記吊り橋の右岸にその句碑もある。

交通

アクセスは以下の通り。

近くに駐車場(8台収容)もある[3]

脚注

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  1. ^ 田原の滝 松尾芭蕉が俳句を詠んだ滝(富士の国やまなしのインフラガイド:山梨県県土整備部)
  2. ^ 名勝 田原の滝(都留市)
  3. ^ 田原の滝(たはらのたき):公益社団法人やまなし観光推進機構

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度32分24秒 東経138度53分23秒 / 北緯35.5401148度 東経138.8896911度 / 35.5401148; 138.8896911

  • 名勝 田原の滝(都留市観光協会)