第十七号型掃海艇

第十七号型掃海艇
第18号掃海艇
艦級概観
艦種 掃海艇
艦名
前級 第十三号型掃海艇
次級 第七号型掃海艇 (3代)
要目(竣工時)
排水量 基準:578トン
公試:700トン
全長 72.50m
全幅 7.85m
吃水 4.55m
機関 ロ号艦本式缶(混焼)2基
艦本式タービン2基
2軸、3,200馬力
速力 19.0ノット
航続距離 12ノットで2,600海里
燃料 重油:47トン
石炭:110トン
乗員 94名
兵装 45口径三年式12cm砲 2門
13mm機銃 連装2基
九四式爆雷投射機1基
爆雷36個
掃海具
同型艇 2隻

第十七号型掃海艇(だいじゅうななごうがたそうかいてい)は日本海軍掃海艇。同型艇2隻[1]

概要

当初は第十三号型掃海艇の第5、第6番艇として計画されていたが友鶴事件により設計を改め復元性能を改善した2隻。船体は若干小さくなり艦首形状はダブルカーブ型に戻された。機関は当初はレシプロを予定していたがタービンに変更された。ボイラーは前型同様に重油・石炭混焼缶2基を搭載している。

太平洋戦争には2隻とも参加、第18号は船団護衛中に敵機の攻撃を受け沈没、第17号は終戦時残存していたが触雷により損傷していたので復員輸送には使用されず、そのまま解体された。

大戦中の機銃増備

艇番号 25mm機銃 電探 調査日
連装 単装
第17号 1基 3挺 - 1944年4月15日
2基 3挺 13号1基 1944年9月 1日
第18号 1基 3挺 - 1944年3月20日

同型艇

第十七号掃海艇

詳細は「第十七号掃海艇」を参照
1936年1月15日竣工(大阪桜島)。1945年8月2日鎮海で触雷損傷、1948年佐世保船舶工業(旧佐世保海軍工廠)で解体。

第十八号掃海艇

詳細は「第十八号掃海艇」を参照
1936年4月30日竣工(三井)。1944年11月26日航空機の攻撃を受け沈没(海南島付近)。

脚注

  1. ^ 海軍大臣官房調製 『艦艇類別等級(別表)』では第十三号型掃海艇に含まれる。

参考文献

  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第13巻 小艦艇I』光人社、1990年。 ISBN 4-7698-0463-6
  • 日本造船学会『昭和造船史 第1巻』第3刷、原書房、1981年。ISBN 4-562-00302-2
  • 福井静夫『福井静夫著作集第10巻 日本補助艦艇物語』光人社、1993年。ISBN 4-7698-0658-2
掃海艇
第一号型
第五号型
潮型/浦波型/
第七号型 (初代)
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  • 夕立 [I]
  • 夕暮 [I]
  • 神風 [I]
  • 初霜 [I]
  • 如月 [I]
  • 響 [I]
  • 浦波 [I]/第8号 [I]
  • 磯波 [I]/第7号 [I]
  • 水無月 [I]/第10号 [I]
  • 長月 [I]/第11号 [I]
  • 菊月 [I]/第12号 [I]
  • 綾波 [I]/第9号 [I]
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第十九号型
戦利掃海艇
第百一号型
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  • 第102号
掃海特務艇a
一等掃海特務艇ab
  • (該当艇なし)
二等掃海特務艇ab
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戦利掃海特務艇
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  • 第103号
  • 第104号
  • 第105号
  • 第106号
  • 第107号
  • a. 1923年6月30日 「掃海艇」を「掃海特務艇」に改正
  • b. 1933年5月23日等級廃止