鳥居清秀

鳥居 清秀(とりい きよひで、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

初代鳥居清満の門人とされ、その長男ともいわれているが定かではない。『浮世絵師伝』は宝暦7年(1757年)頃の生れで安永初め頃に没したとしている。作画期は宝暦末年から安永初年頃で、黒本の挿絵などを描いたことで知られる。。また明和9年(1772年)春刊行のめりやす稽古本の表紙絵も手がけた。

作品

  • 『仇討武道物語』二巻1冊 ※黒本、明和元年(1764年)刊行
  • 『車塚曾我物語』二巻 ※黒本、明和元年刊行
  • 『心げしゃう』二巻 ※黒本、明和末年頃
  • 『猫また又々珍説』二巻 ※青本、明和末年頃
  • 「立姿美人図」 紙本着色 出光美術館所蔵

参考文献

  • 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。67コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年