OIOI TOKYO TASTE ROOMS

OIOI TOKYO TASTE ROOMS（マルイトーキョーテイストルーム）とは、フジテレビの深夜番組。1994年4月から1995年3月に放映されていた。丸井による一社提供番組。丸井のインテリア部門が構成に参加。企画・プロデュースに秋元康が参加している。

概要

平日の深夜24時30分前後に放送されていた10分ミニ番組。プロ野球中継が延長され放送時間が変更になることも度々あった。

東京の街でスタイリッシュに生活する若者を番組内でフィーチャーして紹介。また、その世代を中心に10代から30代までの若年層を主要視聴者としている。お洒落なバックグラウンドビデオのような都会的な映像が盛り込まれ、バブル景気の余韻やトレンディドラマの残滓が色濃く残っていた。

番組タイトルにもある「ROOM」をコンセプトにした三部構成となっている。

都内で一人暮らしをしている若者の部屋を紹介。こだわりのインテリアやレイアウトを語るコーナー。主にハガキによる応募であった。
「30万分の1」と題したコーナーでは秋元が関わった楽曲をBGMに、番組が用意した留守番電話に残された視聴者（女性）からのメッセージを3件ほど紹介した。
エンディングでは秋元が書いた短い詩を新進女優が朗読。男性視点による女性の心情や機微を描いた内容が多かった^[1]。また、同コーナーはCD化され、1995年3月17日に「ROOMS Vol.1 今ならもう一度話したい」「ROOMS Vol.2 僕がいない日には…」の2枚がリリースされた^[2]。

（1994年当時、ポケベルは浸透していたが、携帯電話やインターネットは普及しておらず、ファッションや恋愛ハウツー等の若者の主な情報源は雑誌、テレビ、ラジオなどの媒体に限られていた）^[3]。

オムニバスアルバム

	タイトル	発売日	発売元・品番	収録曲
1st	ROOMS VOL.1 今ならもう一度話したい	1995年3月17日	ポニーキャニオン PCCA-00724	1.ROOMS（崎谷健次郎）2.好きになって、よかった（加藤いづみ）3.大好きな人へ（Groovy Boyfriends）4.今ならもう一度話したい（山口由子）5.HELLO, IT'S ME（L⇔R）6.二回目のキス（YOU）7。素肌（ノーメイク）〜ルームス・ヴァージョン（See-Saw）8.本気でI LOVE YOU（平松愛理）9.行かないで（玉置浩二）10.オリビアを聴きながら（尾崎亜美）
2nd	ROOMS Vol.2 僕がいない日には…	1995年3月17日	ポニーキャニオン PCCA-00725	1.髪を切ってしまおう（加藤いづみ）2.ドライフラワー（藤谷美和子）3.MAY（斉藤由貴）4.青いハブラシ（大本友子）5.REMEMBER（L⇔R）6.そして毎日あなたを思った（山口由子）7.大切な君へと〜Stay by your side〜（酒井ミキオ）8.もう一度夜を止めて（崎谷健次郎）9.Goodbye Day（来生たかお）10.パヒュームを残せない（佐伯伽耶）

^ 秋元, 康 (1994-11-01). Rooms. フジテレビ出版. ISBN 978-4-594-01574-9. https://www.amazon.co.jp/Rooms-%E7%A7%8B%E5%85%83-%E5%BA%B7/dp/4594015743
^ オムニバス; 富田靖子; 斉藤由貴; 洞口依子; 大本友子; 中嶋朋子; 石田ゆり子; L-R et al., ROOMS(2), ポニーキャニオン, https://www.amazon.co.jp/ROOMS-2-%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9/dp/B000064M5D 2023年9月11日閲覧。
^ “ポケベル全盛期、わたしは女子高生だった”. ITmedia NEWS. 2023年9月11日閲覧。
^ 秋元康『Rooms』フジテレビ出版、1994年11月、1-141頁。ISBN 978-4-594-01574-9。
^ 秋元康『僕がいない日には Rooms 2』フジテレビ出版、1995年3月、1-137頁。ISBN 978-4-594-01693-7。
^ 秋元康『〈もしもし〉の捨て場所 Rooms編』フジテレビ出版、1995年3月、1-299頁。ISBN 978-4-594-01692-0。