大師子吼経
この項目では、長部の経典について説明しています。中部の経典については「師子吼大経」をご覧ください。 |
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『大師子吼経』[1](だいししくきょう、巴: Mahāsīhanāda-sutta, マハーシーハナーダ・スッタ)、または『迦葉師子吼経』[2](かしょうししくきょう、巴: Kassapa-sīhanāda-sutta, カッサパシーハナーダ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第8経。
類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第25経「倮形梵志経」(らぎょうぼんじきょう)がある。
経名は、経中に登場する、後の仏弟子であるマハーカッサパ(大迦葉)に因む。「師子吼」(獅子吼、ししく、巴: sīhanāda, シーハナーダ)とは、「釈迦の説法」を「獅子の咆吼」に例えた仏教用語。すなわち、この経名は「マハーカッサパ(大迦葉)に釈迦が説法した経」の意。
構成
登場人物
- 釈迦
- カッサパ(迦葉) --- 裸形苦行者
場面設定
ある時、釈迦はウジュンニャー近くのカンナカッタラに滞在していた。
そこに裸行者カッサパが訪れ、苦行と楽行について問う。釈迦はそのどちらからも離れた苦楽中道の重要性を説きつつ、八正道、十善戒、六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、四禅および六神通を述べていく。
更に、釈迦は自分こそが、他のいかなるバラモンよりも、戒律、厭離、智慧、解脱について優れており、応供、等正覚、善逝、世尊であること、かつてニグローダという苦行者が仏道に出家したことを述べつつ、カッサパに出家を薦める。
カッサパは出家し、後に阿羅漢になったことが述べられつつ、経は終わる。
内容
日本語訳
脚注・出典
関連項目
外部リンク
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