秋山宏
この項目では、日本の建築構造学者について説明しています。それ以外の人物については「秋山宏 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
秋山 宏(あきやま ひろし[1]。1939年 - 2019年6月7日[2])は、日本の建築構造学者。東京大学名誉教授[3][4]。
専門は構造物耐震設計などで、地震入力と建物耐力を地震による入力エネルギーと建物の吸収エネルギーに対比させた事により成り立つ耐震設計法を確立した[5][6]。
第48代日本建築学会会長[7][8]。2013年日本建築学会賞大賞受賞[9][10][11]。
略歴
- 1962年、東京大学工学部建築学科卒業。
- 1964年、同大学大学院修士課程修了後、1965年に博士課程を中退して東京大学助手に採用。
- 1968 - 1970年、東京大学講師。
- 1970 - 1991年、東京大学助教授。
- 1987年、日本建築学会賞(論文)受賞。
- 1988年、日本原子力学会賞(技術賞)を受賞。
- 1991 - 1999年、東京大学教授。溶接工学講座、建築構造学講座を担当。
- 1999年、定年退官。その後日本大学理工学部・日本大学総合科学研究所教授に転任。
著書
- 秋山宏『鉄骨柱脚の耐震設計』技報堂出版、1985年4月1日。ISBN 978-4765523622。
- 秋山宏『建築物の耐震極限設計』(第2版)東京大学出版会、1987年9月1日。ISBN 978-4130601153。
- 秋山宏『エネルギーの釣合に基づく建築物の耐震設計』技報堂出版、1999年11月22日。ISBN 978-4765524414。
ほか多数[12]。
脚注
[脚注の使い方]
出典
- ^ “秋山 宏 - 東京大学”. 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 鉄構造研究室のホームページ. 東京大学. 2021年4月25日閲覧。
- ^ 高山峯夫 (2019年6月10日). “恩師との思い出”. 教授のひとりごと. livedoor Blog(ブログ). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “◆ 第56回研究会 概要”. 耐震工学研究会. 2021年4月25日閲覧。 “講師:秋山宏先生(東京大学名誉教授)”
- ^ 竹内徹. “耐力の耐震設計からエネルギーの構造デザインへ / 竹内徹 第1回:エネルギーに着目した構造計画”. SEIN WEB. NTTファシリティーズ総研. 2021年4月25日閲覧。 “秋山宏先生(東京大学名誉教授)は、構造物が一定以上の周期帯に存在する際、地震により建物に入力されるエネルギーは概ね周期によらず一定となることを示しました。”
- ^ 朝倉祥子. “施工者に幸あれ 第85回 闘志は秘めるのが流儀 構造家・桐野康則” (PDF). p. 206. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “エネルギーの釣合いに基づく構造物の耐震設計法の確立と普及に対する功績 名誉会員 秋山宏 君” (PDF). 一般社団法人 日本建築学会 (2013年). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “建築学会の新会長に秋山宏・日大教授”. 日経 xTECH(クロステック). 日本経済新聞社 (2003年4月28日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “給排水設備、大規模修繕関連のメディア掲載・寄稿実績 - S&Aリニューアル設計>”. S&A リニューアル設計. 2021年4月25日閲覧。
- ^ 秋山宏 (2013-08). “エネルギーの釣合いに基づく構造物の耐震設計法の確立と普及に対する功績(2013年日本建築学会大賞)”. 建築雑誌 (1648): 45. NAID 110009635148.
- ^ “2013年日本建築学会大賞に秋山宏 氏、仙田満 氏、原広司 氏2013年日本建築学会賞(作品)は該当作品なし。”. 建築コンペ・イベント情報 --【KENCHIKU】. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “東大建築士の よくわかる! 建築事典”. www.tgapps.jp. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “秋山 宏 - 東京大学出版会”. www.utp.or.jp. 2021年4月25日閲覧。
外部リンク
- 【2013年日本建築学会大賞 受賞記念インタビュー】秋山 宏 - YouTube
日本建築学会賞大賞受賞者 | |
---|---|
受賞者 |
|
日本建築学会会長 | |
---|---|
造家学会 |
|
建築学会 |
|
日本建築学会 | |
社団法人日本建築学会 |
|
一般社団法人日本建築学会 | |
カテゴリ |