2006年日本の補欠選挙

2006年日本の補欠選挙(2006ねんにほんのほけつせんきょ)では、日本の立法府である衆議院参議院議員を補充するため2006年に行われた補欠選挙の結果について取り上げる。

概要

補欠選挙は、議員が辞職、あるいは死亡したこと等で、欠員が生じた場合にその欠員を補充するために行われる選挙である。2000年(平成12年)の公職選挙法改正によって、衆議院と参議院の補欠選挙は4月と10月の年2回にまとめて実施されている。

なお補欠選挙の期日については公職選挙法第33条の2において以下のように定められている[1]

  • 9月16日から翌年の3月15日(第1期間)において衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、当該期間直後の4月の第4日曜日に実施
  • 3月16日からその年の9月15日(第2期間)までに衆議院議員及び参議院議員の再選挙または補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、当該期間直後の10月の第4日曜日に実施

4月に実施された補欠選挙

衆議院1選挙区で補欠選挙が実施された。

補欠選挙の概要

  • 告示日:2006年4月11日
  • 投票日:2006年4月23日
  • 選挙区:1選挙区
衆議院:千葉県第7区

選挙事由と候補者

千葉県第7区
  • 選挙事由:松本和巳衆議院議員(自由民主党)が、選挙運動関係者の公職選挙法違反(買収)による引責のため、議員辞職したことによる。
  • 候補者:5名
候補者 性別 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 職業
太田和美 26 民主党 新人 政党役員
斎藤健 46 自由民主党 新人 党支部長
徳増記代子 53 日本共産党 新人 党県委員
小林崇徳 63 無所属 新人 行政書士
宮岡進一郎 64 無所属 新人 無職
出典:第44回衆議院議員補欠選挙(2006年4月23日投票)候補者一覧-ザ・選挙

選挙結果

千葉県第7区
  • 当日有権者:386,606
  • 投票者数:191,866
  • 投票率:49.63%(2005年総選挙64.75%)
  • 当選者:太田和美(民主党)
候補者別得票
当落 候補者 党派(推薦) 新旧 得票
当選 太田和美 民主党 新人 87,046
斎藤健 自由民主党 新人 86,091
徳増記代子 日本共産党 新人 14,274
宮岡進一郎 無所属 新人 1,530
小林崇徳 無所属 新人 681
合計得票(有効投票数) 189,622
出典:総務省“衆議院千葉県第7区選出議員補欠選挙結果調” (PDF) (2011年8月11日閲覧)

10月に実施された補欠選挙

衆院2選挙区で補欠選挙が実施された。自民党は安倍晋三総裁、民主党は小沢一郎代表で臨む初の補選となった。

補欠選挙の概要

  • 告示日:2006年10月10日
  • 投票日:2006年10月22日
  • 選挙区:選挙区
衆議院:神奈川県第16区大阪府第9区

選挙事由と候補者

神奈川県第16区
候補者 性別 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 職業
笠木隆 60 日本共産党 新人 政党役員
後藤祐一 37 民主党 新人 会社員
亀井善太郎 35 自由民主党 新人 選挙区支部長
大阪府第9区
  • 選挙事由:西田猛衆議院議員(自由民主党)の死去による[3]
  • 候補者:3名
候補者 性別 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 職業
原田憲治 58 自由民主党 新人 選挙区支部長・大阪府議会議員
大谷信盛 43 民主党 元職 政党役員・元衆議院議員(二期)
藤木邦顕 48 日本共産党 新人 弁護士

出典:第44回衆議院議員補欠選挙(2006年10月23日投票)候補者一覧-ザ・選挙

選挙結果

神奈川県第16区
  • 当日有権者:426,645
  • 投票者数:201,191
  • 投票率:47.16%(2005年総選挙64.77%)
  • 当選者:亀井善太郎(自由民主党)
候補者別得票
当落 候補者 党派(推薦) 新旧 得票
当選 亀井善太郎 自由民主党 新人 109,464
後藤祐一 民主党 新人 80,450
笠木隆 日本共産党 新人 9,862
合計得票(有効投票数) 199,776
出典:総務省“衆議院神奈川県第16区選出議員補欠選挙結果調” (PDF) (2011年8月11日閲覧)
大阪府第9区
  • 当日有権者:428,226
  • 投票者数:223,306
  • 投票率:52.15%(2005年総選挙67.56%)
  • 当選者:原田憲治(自由民主党)
候補者別得票
当落 候補者 党派(推薦) 新旧 得票
当選 原田憲治 自由民主党 新人 111,226
大谷信盛 民主党 元職 92,424
藤木邦顕 日本共産党 新人 17,774
合計得票(有効投票数) 221,424
出典:総務省“衆議院大阪府第9区選出議員補欠選挙結果調” (PDF) (2011年8月11日閲覧)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 公職選挙法(昭和二十五年四月十五日法律第百号) - e-Gov法令検索
  2. ^ 亀井善之元農相が死去、自民党衆議院議員-2006年5月12日付47NEWS
  3. ^ 西田猛氏死去、財務政務官、自民党衆議院議員-2006年6月8日付47NEWS

参考文献

  • 選挙関連資料 衆議院議員及び参議院議員補欠選挙結果(平成14年4月以降執行) - 総務省
  • 選挙ドットコム(旧ザ選挙)|日本最大の選挙・政治情報サイト
  • 表示
  • 編集
日本の旗 日本の国政選挙・国民投票
 
総選挙
帝国議会
普通選挙法施行前
普通選挙法施行後
国会
中選挙区制
小選挙区
比例代表並立制
衆議院議場
補欠選挙
再選挙
帝国議会
普通選挙法適用前
  • 1890
  • 1891
  • 1892
  • 1893
  • 1894
  • 1895
  • 1896
  • 1897
  • 1899
  • 1900
  • 1901
  • 1905
  • 1906
  • 1907
  • 1909再
  • 1910
  • 1911
  • 1913
  • 1914
  • 1916再
  • 1917再
  • 1918再
  • 1919
  • 1920
  • 1921
  • 1922再
  • 1923
  • 1924
  • 1925再
  • 1926再
  • 1927
普通選挙法施行後
  • 1929再
  • 1931再
  • 1934
  • 1935
  • 1938再
  • 1939再
  • 1940再
  • 1943
  • 1944再
  • 1945再
  • 1946再
国会
中選挙区制
  • 1947
  • 1948
  • 1950再
  • 1952
  • 1954再
  • 1956
  • 1957再
  • 1958
  • 1959
  • 1964
  • 1968
  • 1972
  • 1973
  • 1979
  • 1983
  • 1992
小選挙区
比例代表並立制
特別選挙
 
通常選挙
参議院議場
補欠選挙
再選挙
特別選挙
 
最高裁判所
 
国政選挙が未実施の年
  • 合:合併選挙(参議院議員通常選挙と合併した補欠選挙)が実施された年
  • 再:再選挙が実施された年
  • 中:補欠選挙等が中止された年
  • 延:補欠選挙等が延期された年
  • 無:補欠選挙等の実施理由が全くなかった年
この記事は以下のカテゴリでも参照できます
2006年衆議院千葉県第7区補欠選挙に関するカテゴリ:
  • 2006年4月
  • 千葉県の選挙
  • 松戸市の歴史
  • 野田市の歴史
  • 流山市の歴史
2006年衆議院神奈川県第16区補欠選挙に関するカテゴリ:
  • 2006年10月
  • 神奈川県の選挙
  • 相模原市南区の歴史
  • 相模原市緑区の歴史
  • 厚木市の歴史
  • 伊勢原市の歴史
  • 愛川町の歴史
  • 清川村の歴史
2006年衆議院大阪府第9区補欠選挙に関するカテゴリ:
  • 2006年10月
  • 大阪府の選挙
  • 池田市の歴史
  • 茨木市の歴史
  • 箕面市の歴史
  • 豊能町の歴史
  • 能勢町の歴史